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■著者
 
E・カイル・ダッタ(E. Kyle Datta) ニュー・エナジー・パートナーズ社CEO
カイル・ダッタは,ボンズ・アレン&ハミルトン社の前副社長。彼が同社で担当した仕事は,アジアのエネルギー事業のマネジング・パートナーで,のちには米国の電力事業を担当した。エール大学で,BS,MES,MPPMの学位を得ている。現在,ハワイにある,エネルギーに関するコンサルティングと自然エネルギー開発を行う会社であるニュー・エナジー・パートナーズ社のCEOである。
 
トーマス・ファイラー(Thomas Feiler)
トム・ファイラーは,ロッキーマウンテン研究所の前理事でありエネルギーと資源研究チームの主幹だった。彼は,電力とガス事業業界の産業構造,電源計画,競争戦略開発に通暁している。電力・天然ガス業界において,国際的なコンサルタントであり,講演を行い,専門家としての証言もし,著作も行っていて,競争市場,戦略的計画立案,業界の動向や環境政策の分析,市場開発,リスク分析,統合エネルギー源計画,デマンドサイド・マネジメントについて発言を続けている。デンバー大学の政治学と哲学を優秀な成績で卒業し,フレッチャー・スクールの法学,外交部門から修士号を得ている。
 
アンドレ・レーマン(Andre Lehmann)バティネルギーの研究員
アンドレ・レーマンは,ローザンヌの国立ポリテクニークからMSEEの学位を取得しており,ロッキーマウンテン研究所(RMI)の前研究員。RMIを離れてのち,チューリッヒの国立工科大学で環境物理学のPh.D課程修了。レーマン博士は,スイスのジュネーブ湖地域の新設住宅向けに,エネルギー効率向上に関するコンサルティングと具体化を行っている。
 
エイモリー・B・ロビンス(Amory B. Lovins)ロッキーマウンテン研究所のCEO
物理学者であるエイモリー・ロビンスはロッキーマウンテン研究所の共同設立者でありCEOでもある。また,そこから生まれた4番目の会社であるハイパーカー社(Hypercar, Inc.)(www.hypercar.com)の会長。いままでに27の書籍と数百に上る論文を発表しており,その内容を認められて,「ノーベルに代わる」オナシス賞,日産賞,ミッチェル賞,マッカーサー・フェローシップ,ハッポルド・メダル,八つの名誉博士号,そして,ハインツ,リンドバーグ,世界技術,「地球のためのヒーロー」の各賞を与えられている。彼はこれまで30年にわたって,多くの電力事業を含めたエネルギー業界,主要なエネルギー顧客,世界の諸政府にアドバイスをしており,1970年代半ば頃から分散のメリットを分析してきた。再近刊書は,ポール・G・ホーキンスとL. ハンター・ロビンスとの共著である『Natural Capitalism:次の産業革命を創出する(www.natcap.org)』(邦訳 『自然主義の経済学』,日本経済新聞社)。
 
カール・R・ラバゴ(Karl R. Rabago)カーギル・ダウ社の持続可能性アライアンスのリーダー
カール・R・ラバゴは,元米国エネルギー省次席補佐官,元テキサス州公益事業委員会委員,前ロッキーマウンテン研究所理事兼エネルギーと資源チームの主幹。また資源問題解決センターの理事およびグリーンパワーボードの会長である。テキサス大学を卒業し,ペース大学法学部(環境法)と米国陸軍軍事法廷将校大学(軍事法)のLLM学位を持っている。
 
ジョエル・スイッシャー(Joel N. Swisher)ロッキーマウンテン研究所のエネルギーと資源サービス研究グループのリーダー,主幹。
ジョエル・スイッシャーは技術士資格を持ち,スタンフォード大学からエネルギーと環境エンジニアリングの博士号を受けている。クリーンエネルギー技術の多くの分野で,研究・コンサルティングに25年の経験を有しているスイッシャー博士は,電力事業のエネルギー効率化,分散発電,排出汚染物の削減計画の分析,設計,評価,および,炭素相殺プロジェクトの開発とファイナンスについて,専門家として国際的に認められている。博士の100を超える専門文献には,RMIの2002年版論文の「エネルギーのクリーンさが増せば,利益のグリーンさも大きくなる:コスト効果のある分散型エネルギー源としての燃料電池」が入っている。
 
ケン・ウイッカー(Ken Wicker)E SOURCE社の分散型エネルギー情報サービス担当のシニア研究員
ケン・ウイッカーは,現在生まれつつある分散型エネルギー技術について,分析し,研究を行い,レポートを作成している。彼は,「据置型高温燃料電池:見込みがある製品に向かう長くて暑い道」と題したレポートの作成者である。ロッキーマウンテン研究所の研究員を務めたあと,ブータンとスリランカにある小さな自然エネルギー会社のためにコンサルタントの仕事をした経験もある。ウイッカー氏は,デラウエア大学から環境とエネルギー政策分野の修士号を得ており,ソノマ州立大学からエネルギーのマネジメントとデザイン分野で修了証書を得ている。
 
■出版元
ロッキーマウンテン研究所(RMI: Rockey Mountain Institute)
ロッキーマウンテン研究所(www.rmi.org)は,1982年にハンター・ロビンスとエイモリー・ロビンスによって設立された,独立系で企業意識の高い,党派に偏らない,非営利の研究センターである。50人近くのスタッフは自然および人的資産を効率的かつ再生的に利用する方法の研究に力を入れ,世界が安全に繁栄し,生命が持続する助けをしようとしている。同研究所の600万ドルに近い年間予算は,その半分が,主として民間部門のコンサルティングである,計画策定事業からの収益からなり,残りは,補助金と寄付からなっている。
RMIは,資源生産性の向上,自然資本に関連した事業革新,ならびに,エネルギー,資源,環境,開発,安全保障の相互因果関係について,学問領域を横断した非常に独創的な融合的発想をすることで世界的に知られている
 
 
■訳者
山藤 泰(さんとう やすし)
1938年大阪生まれ。1961年東京大学法学部卒業,大阪ガス入社。66〜67年フルブライト留学生としてミシガン大学経営学大学院へ留学。79〜82年燃料電池フィールドテスト責任者。84〜85年ロンドン事務所長。94〜98年大阪ガスエネルギー・文化研究所長。2001年大阪ガス退職。現在,株式会社自然エネルギー・コム取締役,関西学院大学大学院総合政策研究科客員教授。
著書に『大阪ガスの経営論』(共著,KBI出版),『言葉の創造力』山藤泰対談集(JDC出版),『国際家族の子育ち』(JDC出版),他。訳書に『どれだけ消費すれば満足なのか』アラン・ダーニング著(ダイヤモンド社),『地球データブック』1999〜2000,1998〜99,1997〜98,『バイタルサイン』96〜97,95〜96,いずれも監訳,ワールドウオッチ研究所編(ダイヤモンド社),『ヨーロッパの天然ガス市場』ジョナサン・スターン著(KBI出版),『環境「利益」』エイモリー・ロビンス夫妻共著(KBI出版),『エネルギー市場の競争条件』ジョナサン・P・スターン著(白桃書房),他。
 
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