ECCJ Home | 省エネお役立ち | 目次
1. オフィスビルのエネルギー消費の特徴 | 2. オフィスビルの省エネのポイント | 3. オフィスビルの省エネ対策のチェックポイント | 4. オフィスビルの省エネ事例 | 5. 運用改善による省エネ促進ツール・手法の活用
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4.オフィスビルの省エネ事例
事例1 室内の温度設定を省エネモードにする(夏:28℃ 冬:20℃)
冷房時の室温を26℃から28℃に変更すると地域冷暖房の冷水熱量は約11%削減となりました。
室温設定を2℃上げることによる消費熱量の変化 省エネモード


事例2 外気冷房
中間期は外気によって自然冷房をしましょう。空調機の外気ダンパーを開度20%から
100%に開いて外気冷房した場合、地域冷暖房の消費熱量は
10%の省エネとなりました。
外気冷房
<空>OA ダンパー開度



事例3 冷温水出口温度設定値変更
中間期に冷水出口温度を8℃→11℃に変更した場合、冷温水発生器のCOP0.60→0.75に向上し20%の省エネ達成となりました。
COP対外気エンタルピ
初冬に温水出口温度を55℃→45℃に変更した場合、冷温水発生器の平均ガス消費量は
47.0→42.5m3/hと少なくなり
10%の省エネが達成となりました。
温水温度別ガス消費量



事例4 冷却水温度の設定変更
中間期に冷温水発生器の冷却水入り口温度を28℃→25℃に変更した場合、冷温水発生器は約3℃の冷却水温度低下で16%の出力上昇となりました。
冷却水温度の設定変更


事例5 外気量の削減
外気量を2,373m3/h→1,819m3/hに23%削減した結果、10MJ/hと約12%の冷水熱量の削減となりました。ただし、CO2の濃度監視を行い1,000ppmを超えない範囲での調整が必要です。
外気量の変更における冷水消費熱量の外気エンタルピ比較
検証結果を1,000ppm以下に換算します。外気風量を(1100-400)÷(1000-400)=1.17倍の2,130m3/hに増やします。冷水熱量は10MJ/h÷1.17=8.5MJ/hの削減となります。外気エンタルピ72kJ/kgの時10%の冷水熱量の削減となりました。
CO2濃度の推移



事例6 冷房期の空調機起動順序の変更による外気負荷カット
基準階部分の空調機系統
起動時外調機の外気負荷削減(6月〜9月まで)
CO2は出社が始まる8時30分から濃度が高くなり始め1時間30分後の10時ごろ設定900ppmに達している。よって、外調機ペリメータの空調機は8時30分まで外気遮断起動が可能である。
搬送動力が少なく外気導入が無いインテリア空調機(冷房専用)とペリメータ空調機の起動を最初に行ない8時30分に外調機の起動を行って外気負荷をカットする。

6月〜9月まで起動時の外気遮断による削減熱量 185GJ
6月〜9月までの冷水負荷5786GJの
3.2%の削減(5月、10月は外気冷房)
14 階SW 系室温、高層冷水・冷温水熱量とインテリアAHU、14 階SW 系CO2 濃度と外気冷房
 



事例7 起動時外気取り入れ停止
下のグラフは、ウオーミングアップ制御をしていないビルの暖房熱量トレンドの例です。空調立ち上がりの1時間が突出して負荷の高いことが分かります。
負荷の多い起動時に外気を遮断して冷暖房負荷を減らすと省エネが図れます。
時間帯の区分
蒸気使用量(2007.1.22〜1.28)
 



事例8 空調機起動時刻の改善(立ち上がり時間の短縮)
冷暖房適温(設定温度、管理温度)立ち上がりまでに要する時間は、季節、ピーク時期、軽負荷時期や冷温水温度によって変化します。冷暖房負荷状況により空調機起動(運転)時間を調整することで大きな省エネルギーが図れます。
空調立上げ時温度変化(冷房運転)



事例9 二次ポンプ制御方式の違いによる動力削減
定圧力制御に対し変圧力制御の年間消費動力は50%の省エネとなりました。これは、水量が減少した場合、配管抵抗が減ることによります。負荷率50%程度の運転時間が多い場合に有効です。
流量〜電力量



事例10 駐車場換気ファンの間欠運転
駐車場換気ファンの間欠運転スケジュールとして備えている3パターンについて、それぞれファンの積算電力量を測定しました。その結果,間欠運転方法の違いにより下図のモード3はモード1に対して50%の消費電力量の差が出ました。室内CO及びCO2濃度は環境基準を維持しています。
駐車場換気ファン電力図
平置駐車場環境


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