企業連携型サプライチェーン排出削減支援
国内外で広く事業を展開する企業は、目標に向け温室効果ガスの排出削減に日々取り組んでいます。しかし、課題はScope3、その中でも特に取り組みが難しいカテゴリ1(購入した物品・サービス)の削減です。多くの企業は二次排出係数を使って算定していますが、二次排出係数は業界平均値を使うことが多いため実態とは異なり、また見直しの頻度が低いため計画通りに削減が進まないことがあります。
省エネルギーセンターは依頼を受けた顧客企業およびそのサプライヤ企業と連携し、サプライチェーンCO2排出削減を支援します。-
企業がサプライチェーン排出を削減する手順
企業がサプライチェーン排出量を削減する手順は以下の通りです。
省エネルギーセンターは各手順を支援します。詳細は各手順をクリック願います。省エネルギーセンターは、各手順を支援します。
所要期間(目安): 4~6か月(対象物品・サービスの量などによって異なります)
納品物: サプライチェーン排出削減計画報告書
お問い合わせからの流れ
サービスの強み: さまざまな業種の工場での診断実績・ノウハウを持っています。
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01 ホットスポットサプライヤ*) を特定する
企業が行う作業
購入品リストを省エネルギーセンターと共有します。
その後、省エネルギーセンターから入手したCO2排出係数、および購入量から購入品ごとのCO2排出量を算定しGHGインベントリを作成、ホットスポットサプライヤを特定します。省エネルギーセンターが行う作業
企業とともに納入品の種別から最適なCO2排出係数を特定します。
企業が作成したGHGインベントリを分析し、ホットスポット製品とそのサプライヤの特定を支援します。- *)
- ホットスポットサプライヤとは、購入している物品に係るCO2排出量が特に多いサプライヤを言います。また、ホットスポットサプライヤから購入している製品のうち、CO2排出量が特に多い製品をホットスポット製品と言います。
ホットスポットサプライヤを特定することでScope3カテゴリ1の算定・削減に係る労力・資金・時間を効率的に使います。
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02 サプライヤ工場を診断する
顧客企業が行う作業
ホットスポットサプライヤと下記の合意*) を結びます。
- ホットスポット製品の生産に係る設備等に対しCO2削減の診断を受ける
- ホットスポット製品に係るCO2削減計画を策定する
- ホットスポット製品のCO2排出量データを顧客企業へ提供する
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- 実際の合意内容は顧客企業とサプライヤ企業の間で協議し決定します。
サプライヤ企業が行う作業
顧客企業と上記の合意を結びます。
省エネルギーセンターが行う作業
サプライヤ工場においてホットスポット製品に係るCO2削減に向けた診断を行います。
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03 カーボンフットプリントを算定する
サプライヤ企業が行う作業
ホットスポット製品の上流排出量算定に係る情報を提供します。
省エネルギーセンターが行う作業
ホットスポット製品の情報から上流排出量を算定します。また、上流排出量の削減ポテンシャルを検討します。
ホットスポット製品のカーボンフットプリントを算定します。
カーボンフットプリントからホットスポット製品のCO2排出原単位を算定します。
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04 報告内容、方法等を確立する
顧客企業とサプライヤ企業が行う作業
サプライヤ企業が顧客企業へ提供する情報、時期、手段を決めます。
製造工程や現材料等が変わった場合の情報提供を取り決めます。省エネルギーセンターが行う作業
製造工程や現材料等が変わった場合のCO2排出原単位の算定について取り決めます。