ETV(環境技術実証)事業の支援
環境技術実証事業(ETV事業)とは、環境技術開発者でも利用者でもない信頼できる第三者機関(実証機関)が環境技術環境保全効果等を実証し、その結果を環境省ウェブサイト等で広く公表することにより、環境技術の普及を支援するものです。
環境省から登録番号を取得することにより、ロゴマークを使用することができ、製品を広くアピールすることができます。当センターは実証機関として登録していますので、ETV取得の支援を行います。-
ETV事業の支援内容
当センターは、2021年度からETVの実証機関として登録し、ETVの申請に関する相談やETVの取得に関する相談を受け、また、実証事業を環境省から請負っています。
お問い合わせからの流れ
サービスの強み: 数多くの実証経験があります。
ご参考(ETV事業の流れ)
① 実証技術候補の公募及び登録審査 年に3回実施予定 ② 実証機関候補の公募及び登録 審査年に3回実施予定 ③ 実証技術候補の登録(リスト化) 環境技術実証運営委員会で審査 ④ 実証機関候補の登録(リスト化) 環境技術実証運営委員会で審査 ⑤ 実証対象技術及び実証機関の公募及び審査 審査後、登録リストを公表 ⑥ 事象対象技術及び実証機関の確定 次年度の実証技術と実証機関を選定 ⑦ 実証計画の策定 選定された実証機関が実証計画を策定 ⑧ 実証(実験を含む) 実証計画に従って実証機関が実証実施 ⑨ 実証報告書の作成・公表 実証報告書を作成し、環境省が承認 ⑩ 実証番号・ロゴマーク発行 環境省は実証番号及びロゴマークを発行 詳細は、環境省 環境技術実証事業のホームページをご参照ください。
https://www.env.go.jp/policy/etv/index.html
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01 ETVを申請する
企業が行う作業
実証機関(省エネルギーセンター)とともに、下記情報を元に技術実証申請書を作成、事務局へ提出します。
- 申請技術・製品の優位性がわかる情報・データ、社外発表資料など
- 環境負荷低減効果が定量的に評価可能な情報・データ
- 新規性を示す情報(取得した特許番号等)
省エネルギーセンターが行う作業
申請技術・製品の環境負荷低減内容を確認して、環境技術の申請内容のまとめ方を支援します。
これまでの経験を生かして、申請内容を分かり易くなるように支援します。
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02 実証実験を行う
顧客企業が行う作業
ETV実証実験を行うのに有効な以下の情報を提供します。
- 特殊な測定装置を使用する場合には、測定に関する情報
- 過去に測定したことがある場合には、 測定データ
- 実験測定試料
- 取得されている特許情報
省エネルギーセンターが行う作業
ETV実証機関として実証実験計画を策定し、検討会で審議して頂き、確認された実証実験方法で実証を行います。
実証実験結果を基に、実証報告書を作成します。なお、実証報告書は環境省により公開されます。
省エネルギーセンターが実証した環境技術の例
・蒸気漏れ量が少ないスチームトラップ(図1)
・デシカント利用の再エネ利用空調システム(図2)
・空気漏れ量を極力抑えた曝気用ブロアー
・ランドリー工場向け廃熱蒸気熱を利用した温水供給システム