経済産業大臣賞（その3）

● 燃費1.5倍、排出ガス半減の世界初ディーゼル・キャパシターハイブリッドトラック
● 高性能「スーパーパワーキャパシター」を新開発
● ブレーキエネルギー回生主体のパラレル方式ハイブリッドシステム搭載

環境性能
◆低燃費・低CO2
同型ディーゼル車比　燃費：1.5倍／CO2：33％減（M15モード当社比）
◆低公害性
平成16年度排出ガス規制の－25％レベルを前倒しクリア！

先進技術
◆スーパーパワーキャパシター
従来キャパシターの弱点であったエネルギー密度を2倍以上に高めた高効率・長寿命の高性能キャパシターを新開発。
◆高効率モーター／インバーター
キャパシターの能力を最大限に引き出す高効率永久磁石式交流同期モーター／インバーターシステムを新開発。
◆ハイブリッドシステム
高効率なブレーキエネルギー回生を実現する電子制御回生ブレーキシステム、モーターからエンジンへ、エンジンからモーターへの動力の受け渡しを円滑に行う電子制御機械式自動変速システム等の先進技術を搭載。

◆キャパシターハイブリッド
　中型トラック

主な車両機能
	●ブレーキエネルギー回生機能
	●モーター自動発信機能
	●アイドリングストップ機能
	●EDモード自動変速機能　他

◆車両主要諸元

車両全長　　mm	7,970～8,450
最大積載量　　kg	3,300～3,050
エンジン形式/最高出力	FE6[152kW(206PS)/3000rpm]
モーター形式/最高出力	永久磁石式交流同期モーター [55kW/4,060～9,000rpm]
蓄電器形式/最大電圧	スーパーパワーキャパシター/346V

◆燃費・排出ガス性能

＜燃料向上・CO2削減＞ (M15モード当社比)

燃費1.5倍!!	CO2低減

＜排出ガス低減＞ (国交省「蓄電器式ハイブリッドD13モード」)

平成16年度排出ガス規制の-25%(☆)レベルに低減

◆ハイブリッドシステム

◆	ハイブリッド商用車はブレーキエネルギー回生が重点。
◆	商用車は10年以上、約50～60万km使用。
◆	ブレーキ使用回数は300万回以上。

◆	大きなブレーキエネルギーを瞬時に高効率で充／放電でき、かつ劣化が少なく寿命の長い蓄電池が必要。

◆	キャパシターが最適充／放電時に化学反応を伴わないので、劣化が少なく高効率。
◆	容量の増大従来キャパシターの弱点であったエネルギー密度を飛躍的に高めた高性能キャパシターを自社開発。
◆	多様な用途への可能性大量のエネルギーを瞬時に充／放電する用途に最適。（商用車の他、電力・鉄道・産業機器等）

「スーパーパワーキャパシター」

日産ディーゼルの環境理念

「人にやさしく、街にあたたかく」

日産ディーゼルの環境への取り組み
1993年に環境委員会を設立、「環境に関する自主行動計画」を策定し、環境保全活動を推進、統括してきました。また、1998年度には上尾地区にてISO14001の認証を取得、環境マネジメントシステムの継続的改善に取り組んでいます。
◆地球温暖化防止
日産ディーゼルは地球温暖化防止のため、製品分野の取り組みとしてエンジンの改良はもとより、車両としての燃費性能向上技術を研究・開発しています。世界初「キャパシターハイブリッド中型トラック」はこの取り組みの成果として誕生しました。