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〔省エネルギーセンター会長賞〕(13件)(その3)
平成10年度(第9回)
冷凍冷蔵庫『ツイン冷却インバータ “みはりばん庫” GR-470K』
株式会社 東芝 家電機器事業部
(東京都港区芝浦1-2-1 シーバンスN館 03-5484-5261)

「ツイン冷却」で業界トップクラスの大幅な省エネと食品鮮度保存機能向上を実現。

エネルギー効率の良いツイン冷却方式(冷凍専用と冷蔵専用の独立した2つの冷却器)と、タイムシェアリング制御で、大幅な省エネを実現した。
また、冷蔵専用冷却器のオフサイクル除霜により、省エネと食品鮮度保存性を向上させた。

ツイン冷却システムの特徴
必要な時に、必要な部屋を、必要なパワーで効率良く冷却。

@ タイムシェアリング制御
●ツイン冷却の各冷却器を、それぞれ効率良く、交互に冷却するタイムシェアリング制御(冷蔵⇔冷凍循環サイクル)により、ロスの少ない高効率運転。
A オフサイクル除霜
●冷凍専用冷却器を冷却中の時には冷蔵室用のファン(R)を低速回転させ、冷蔵専用冷却器の霜を自然融解するオフサイクル除霜・・・除霜ヒーター不要で省エネ。
●霜の融解潜熱,気化潜熱で冷蔵室をうるおい(高湿度)
冷却し、食品の鮮度保存性を向上。(約2倍)
B インバーター制御
●冷蔵庫の負荷が小さい時はインバーター制御でコンプレッサーを低速運転   起動/停止の回数が減少し、起動時の電力ロスが低減。
●各ファン(C,F,R)もインバーター制御で効率的運転。

消費電力の低減効果
@サイクル効率改善(タイムシェアリング制御)
タイムシェアリング制御で冷却器を高蒸発温度
[従来−30℃→−25℃(冷凍)/−18℃(冷蔵)]にして効率向上。
A除霜ロス低減
冷蔵専用冷却器:除霜ヒータを用いず、霜を冷蔵室内空気の熱により融解し除霜する。
冷凍専用冷却器:冷凍専用としたことによる着霜量減少で除霜頻度を半減化。
B起動・停止ロス低減
インバータ能力可変システムにより、起動時のロス低減。
Cファン消費電力低減
冷蔵室・冷凍室に各々専用冷却器・ファンを設けてダクト構成を単純化し、圧力損失低減。
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