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〔資源エネルギー庁長官賞〕(5件)(その3)
平成10年度(第9回)
真空断熱ガラス『スペーシア』
日本板硝子株式会社 スペーシアグループ
(東京都港区海岸2-1-7 03-5443-9541)

昨今、地球規模で環境保全の意識が高まっています。そこで重要課題となってくるのが、住宅の省エネルギー化によるCO2削減です。
壁、床、天井を断熱していても窓などの開口部を断熱していないと、家から出ていく熱の37%※は窓から逃げてしまいます。また窓を断熱するにしても、複層ガラスの場合ガラスが厚いため専用のサッシが必要となるといった問題もありました。
真空ガラス「スペーシア」は、2枚のガラスの間に真空層を持つ新発想の高断熱遮音ガラスです。断熱性に優れているため暖房効率がよく、遮音性においてもJIS30等級をクリアしています。
さらに厚みが6ミリと薄く、既設の単板ガラス用サッシへの装着が可能なため、既設住宅の窓の断熱化を経済的かつ効果的に行うことができます。
*通産省 生活産業局 燕業建材課 「ゆとりと豊かさの快適住宅のために」より

【真空効果】
魔法瓶と同じ原理です!

「真空」が熱を伝えない原理は、真空魔法瓶などによって生活の中にも活かされています。スペーシアの原理も同じです。
熱の伝わり方には「伝導」「対流」「放射」の形態があります。スペーシアは、真空層で熱の「伝導」と「対流」を防ぎ、さらにスタンダードタイプでは高断熱特殊金属膜で「放射」を抑えます。 理にかなった高断熱性能を発揮する仕組みです。


省エネ効果
単板ガラスに比べて電気代を
年間19,871円も節約。複層ガラスと比べても優れています。

※算出条件 熱負荷計算プログラム「SMASH」
●地区:東京地区
  ●モデル住宅:2階建木造住宅
延床面積127.7m2、開口部面積29.7m2
  ●ガラス品種:全窓同一品種
  ●冷暖房温度:夏期冷房時:26℃
冬期暖房時:20℃

リサイクル性
複層ガラスの様に専用のサッシを必要とせず、既設の単板ガラス用サッシに納めることができるので、サッシを廃棄物として 処理する必要がなく、ガラスの交換だけで、エネルギー損失の大きい開口部の断熱改築が可能です。
断熱性能
単板ガラスの約4倍、複層ガラスの約2倍の断熱効果。室内が早く暖まり、暖かさも逃さないので、窓際や足元の冷え冷え感 もやわらげます。
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