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別添資料2

目標年度の考え方

1.ガソリン自動車
自動車の燃費の大幅な向上はいわゆるモデルチェンジ(新しいエンジンの搭載、新しい車体構造の採用等を行ったニューモデルの投入)の際に行われるものが一般的である。このモデルチェンジは4〜5年毎のサイクルで行われており、その期間は伸びる傾向にある。
モデルチェンジには開発投資に膨大な資金を要することから、過剰な設備投資の負担を強いることなく目標基準値を達成していくため、原則として各車種が2度のモデルチェンジの機会を得られるよう配慮する必要がある。
なお、過度なモデルチェンジを強いることは、消費者に多大なコスト負担を強いることになるばかりでなく、製造段階における環境負荷の増大を助長することにつながるため避ける必要がある。
以上のことから、ガソリン自動車の目標年度は、2010年度とした。

2.ディーゼル自動車
ディーゼル自動車についても、ガソリン乗用自動車等と同様に考えられるが、一方、ディーゼル自動車については、現在排出ガス規制の強化が検討されており、将来に向けた厳しい規制が段階的に実施されることが予測され、これらへの対応が燃費に与える影響が大きいことから、目標基準値の設定に当たっては、今後の排出ガス規制の状況を勘案し、これらと整合的に進める必要がある。
以上にかんがみ、ディーゼル乗用自動車及び車両総重量2.5t以下のディーゼル貨物自動車の目標年度は2005年度とした。

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