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ホテルの省エネ事例

4-2ホテルの省エネ事例
吸収冷凍機の冷水出口温度設定変更
所 在 地:東京都内
規  模:74,000 m2   地下3階地上15階
空調熱源:蒸気加熱型吸収式冷凍機、炉筒煙管ボイラー
中間期に冷凍機の冷水出口温度設定を現状の9℃から11℃に高くし、冷凍機効率(COP)を向
上させる。
計測結果
今回の結果より、冷凍機の冷水出口温度を上げることによる蒸気消費量の削減効果以上に、冷凍
機の性能劣化による影響が緩和された結果、高い効果が得られたものと推測されます。
この系統にある全外調機の給気温度を確認した結果、制御上の変化は見られず、室内への影響は
なかったと言えます。
この計測条件は、冷凍機が低負荷運転(ON/OFF制御運転)であり、かつエゼクタ方式の冷却塔
では冷却水温度が変動していたため、比較サンプル数が少ない条件下での検証結果です。エゼク
タ型冷却塔では、ファン発停による冷却水温度制御ができないため、冷却水温度は外気湿球温度
に応じて大きく変動します。
本事例は平成19年度第3回業務用ビルの省エネ促進セミナーで発表されたものです。
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