これからの省エネ推進には、より高効率な省エネ設備への転換と同時に管理面においても、IoTやAI等を活用した新しい取組みが求められています。また、これまでの自社だけの取り組みから組織や事業者間の壁を越えて面的な広がりが一層求められる等、最新制御技術等を活用した適切なマネージメントがより重要となってきております。
　こういった視点で、今後の省エネルギー活動を推進するには、自社のみのマンパワーや技術力・マネージメント力だけでは限界があり、メーカーやソリューション事業者といったサードパーティーの専門技術やノウハウを活用することが効率的であります。 これには、他者の先進的な取組み等から得られる様々なヒントが重要となり、関連情報の収集が何よりも必要といえます。
　一般財団法人省エネルギーセンターでは、従来からこのような視点に立ち、省エネ大賞事業等を通じて、我が国の優れた省エネ活動の事例や製品・システム、ビジネスモデル等について、広く情報提供を実施してまいりました。 この度、大阪市における展示会「エネルギーイノベーションジャパン2017」の新開催に併せて、IoTやAIの活用といった最新のエネルギー管理制御技術や熱の有効利用に欠かせない新しい素材等、これからの省エネルギー推進の新たな視点を学べる「新技術に学ぶこれからの省エネルギー推進」と題したシンポジウムを開催いたします。