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『京都議定書の評価と意味』―歴史的国際合意への道
●著者:マイケル・グラブ/クリスティアン・フローレイク/ダンカン・ブラック 共著
●監訳者:松尾直樹
●定価:(本体4,800円+税) B5判並製 316頁
京都議定書の評価と意味 温暖化防止における京都議定書とは?
地球温暖化問題・排出権取引の第一人者、マイケル・グラブとその研究グループ(英国王立国際問題研究所、チャタムハウス)が分析・展望した世界一級の解説書。
<内  容>
本書は、京都会議の単なる評価や解説にとどまらず、その意味するところを分析し、科学と社会・経済・政治の相互作用がもたらす展望を詳述している。とくに、排出権取引などの世界的権威である著者の分析は、日本の研究者、企業、政策担当者にとって、さまざまな示唆を提供してくれる。
 ハーグにおけるCOP6以降、日本の批准やそれに伴う国内政策措置の策定が行われ(国内排出権取引制度の導入も期待されている)、日本の企業はいやおうなしに「京都って何だったんだろう」という『京都会議の意義』を、「実際に対処しなければならない問題」として考えざるをえなくなる。
 こうした意味で本書の発刊は時宜を得たものであり、この分野のバイブルとして最適な書籍といえる。
<読者対象>
行政機関、研究所、企業の担当者、大学等の専門家ほか

C O N T E N T
前書き/序/日本語版への序/監訳者の序/謝辞/著者紹介/気候変動枠組条約と京都議定書の構成概要/用語集
概要と結論
第I部 議定書作成への道
・第1章 分析における基盤:科学、対応オプション、そしてIPCC
・第2章 政治的背景と法的基盤:各国のスタンスと京都への道
・第3章 京都議定書の交渉
・第4章 京都議定書
第II部 数値目標、メカニズム、将来予測の分析
・第5章 京都議定書の環境的・経済的意義
・第6章 京都メカニズムにおける国際的移転の実施
・第7章 クリーン開発メカニズム
・第8章 京都体制への展望
第III部 補遺
・補遺T 国連気候変動枠組条約 京都議定書(KYOTO PROTOCOL TO THE UNITED NATION FRAMEWORK CONVENTION ON CLIMATE CHANGE)
・補遺II 経済議論において鍵となる重要テーマ:IPCC第二次評価報告書からの洞察
・補遺III 排出権の国際取引に関する分析
・補遺IV さらなる文献と情報源
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