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こんなにたくさんあるチューニングの項目
 
  設備等 チューニング項目 対応 効果 備考




空調負荷

(建物及び機器)
室内温度条件の緩和
(冷房時)
温度設定の変更
テナント了解要
室内温度分布に配慮
室内温度条件の緩和
(暖房時)
温度設定の変更
同上
外周部と内部が別系統の場合、温度設定に注意
冷房時除湿制御の取止め
除湿・再熱運転停止
冷却に伴う除湿で対応可能
在室者に合わせ外気量の削減
外気ダンパーの調整(絞る)
室内環境に注意
CO2制御がない場合は基準値以下になるよう調整
外気冷房
外気ダンパーの調整(開く)
主に冬期、中間期
起動時の外気導入制御
 
自動装置がない場合は毎日の作業は面倒
ミキシングロスの防止
冷房期の温水運転停止、暖房期の冷水運転停止
中間期から暖房期にかけて早めの冷房停止
冷暖自動切換えユニットは冷暖どちらかに設定、冷暖温度設定の差を大きくする
4管式配管システム
外周部と内部が別系統の場合
冷暖自動切替えユニットの場合
全熱交換器の運転停止(手動制御)
外気エンタルピが室内条件を下回る場合に適用
回転式の場合は間欠運転を行う
ポンプ、ファンのインバータ採用による流量調整
 
バルブ、ダンパーの流量調整をインバーターに変更
照明器具にインバータ安定器採用
Hfタイプ蛍光灯と併用でより効果的
照明電力の低減で夏季冷房負荷の低減 








熱源設備

ターボ
ガス吸収式
DHC 等
燃焼機器の空気比調整
空気比を1.2〜1.3に調整
専門技術者により調整
台数制御の最適運転(設定値の変更/機種・容量が違う場合のローテーションの見なおし等)
ビルの負荷特性に合わせ再調整
メーカーの協力必要
手動によるこまめな調整
ビルの負荷特性に合わせた手動運転等
 
冷水出口温度設定の変更
(大負荷時・部分負荷時)
中間期に設定温度を上げる
 
温水出口温度設定の変更
(大負荷時・部分負荷時)
冬期に設定温度を下げる
温まりすぎ防止に効果あり
冷却水温制御の設定値変更
中間期に設定温度を下げる
冷却塔との関連注意 






ポンプ類
冷温水量の変更(可能な範囲での大温度差化)
水量/温度差
 
台数制御の効率運転
ビルの負荷特性に合わせ再調整
全台数運転の必要性をチェック
冷却水量変更
中間期に冷却水量を絞る
最低水量の確保が必要
メーカーの協力必要
空調機

送風機
送風量変更
空調機の送風量の削減
外周はユニット機器、内部 AHUの場合採用可能
空気分布に注意
VAV方式の場合の送風温度の変更
最低送風量の設定の変更
送風温度設定を下げる
テナントの暑い・寒いクレームの少ないこと
CO2濃度に影響のないシステムの場合対応可能
省エネベルトの採用
消耗品交換時に採用できる
損失トルクが小さく、動力ロスを削減 




空調設備
立ち上がり時間の短縮
機器の運転開始時間を現状より遅くする
立ち上り時の室温測定間隔を短くして様子を確認する
残業運転の短縮または取りやめ
   
在室者の状況に合わせて間欠運転または停止
 
在室者が少ない場合には採用可能
ナイトパージ
外気系統の夜間運転
立上り時の運転に連動させると効果的
空気分布の適正化
  -
室内温度ムラの是正
換気設備
可能な個所の換気中止
   
間欠運転
 
駐車場の場合はCO/CO2濃度を測定しておく
給水・給湯
設備
給湯時間・範囲の制限
   
給湯温度の設定変更
設定温度を下げる
 
節水器具の採用
 
節水コマ、節水器具、擬音装置等
電気設備
高効率照明器具の使用
   
照度の適正化
不必要と思われる高照度の室等の照明器具を消灯する
窓面などへの昼光利用も含む
水銀灯安定器ランプの高効率化
   
誘導灯の高輝度化
 
24時間点灯器具
自動点滅化
昼光や人感センサーによる
 
変圧器容量の見直し
電力負荷により統廃合する
容量の平準化によるバンク構成の見直し
建物関係

その他
ブラインド類の適切な運用
 
季節、時間(方位)、天候により運用管理
エアーバランスの適正化
建物の正圧、負圧の管理
隙間風の流入と側風遮断
中間期の扉・窓開放(自然換気)
   
エレベーターの適正運転管理
オフィスビル等の朝夕の入退出時以外に設定
建物内動線、交通を調査
自動販売機運転適正管理
夜間停止及び照明消灯
夜間需要がないか需要激減の場合
冷凍ショーケースのカバー
閉店後にナイトカバーをつける
 
備考 *効果の程度は目安です。 *ビルの特性により、効果の程度が違います。
*効果的な省エネ手法を見つけ出すのチューニングの目的です。


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