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チューニングの進め方
DATA 1 DATA 2 DATA 3 DATA 4 DATA 5
チューニング調査 チューニング調査
運転時間・設定温度・室内CO2濃度など、運転データやチューニング項目などを利用して調査を行います。
目標項目 目標項目
調査結果をもとにチューニングの目標項目を決めます。テナント側の要求や運転コストなども考慮して目標を決めることも大切です。
測定・調査 測定・調整
流量計・電力量計・熱量計などを使用して計測します。
かたよったデータ取得にならないように測定場所を決め、測定日・測定箇所などの設定は業務の支障のないように計画します。
省エネ量確認 省エネ量確認
チューニング前後のデータを比較して効果を判定します。
省エネ達成 省エネ達成
データ分析結果をもとに、省エネ達成量の確認ができます。
チューニング以降についての状況監視・記録は大事なことです。

エンタルピ(比エンタルピ)
とは・・・
空気のもつ熱量のことで、kJ/kg で表します。
外気エンタルピは、空調の消費熱量と密接な関係にあることから相関図などによく用いられます。
チューニングの進め方イメージ

 室内の湿度を、ある目標値に安定的に維持する空調システムとして、除湿・再熱制御(単に再熱制御とよぶこともあります)を行う場合があります。
 一般のオフィスビルでは、特別の要求がなければ、再熱制御を中止しても環境に大きな変動を起こしません。(過冷却分の冷水熱量と再熱用の蒸気熱量で5% 程度の冷凍機やボイラーの消費エネルギー削減が期待できます)


DATA1
再熱制御中止

 図は再熱制御を中止した某ビルの実績を示したものです。
 建物は、延床面積80,000の東京近郊に立地される高層オフィスビル(地域熱源受入)の実績です。

実施条件
室内状態 平成12年度
(再熱制御:温度26℃、湿度45%)

 省エネ効果グラフに示すように、この建物事例では、約5.5%の地域熱源受入熱量(冷水+蒸気)の節減が図れています。
 また、7月と8月の室内環境(相対湿度)を、時間別頻度グラフで確認すると、目標相対湿度45%に対し、再熱を中止しても50%程度の状態が保たれています。
 再熱制御運転を行う場合でも、外気が特に高湿度になる入梅時期などの一時期だけですみそうです。

≫≫省エネ効果グラフ
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