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(参考資料1-7)
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7.実施されてきた省エネ技術
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日本の冷蔵庫における省エネ技術は3つの基本技術の改善の積み重ねで実施されてきた。主な基本技術の展開は下表の如くなる。
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技術基本要素 |
技術項目 |
具体的事例 |
冷却技術 |
圧縮機の効率 |
モーター効率、圧縮効率、機械効率、容積効率等 |
凝縮効率の向上 |
凝縮器の取り付け位置、形状、放熱面積他 |
冷気風路の最適化 |
冷気流れの見直し改善 |
断熱技術 |
断熱材の高効率化 |
断熱材物性の改善 |
断熱構造改善 |
扉ガスケットの断熱効果(形状、取り付け構造) 凝縮器の外付け(断熱効果及び容積効率改善) |
制御技術 |
ヒーターの制御の最適化 |
冷却オフサイクル時の凍結防止ヒーター熱量制御 |
冷却回路の最適化 |
コンプレッサ停止の熱ロス改善 |
起動時のトルク低減 |
安定運転時の低消費化 |
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第一次冷蔵庫特定機器指定で目標達成のための採用された技術
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第一次冷蔵庫特定機器指定で採用された主な省エネ技術は以下の通り。
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改善項目 |
事例 |
[入力の低減] |
(1)コンプレッサーのエネルギーロス低減 |
・モータ効率・体積効率・機械効率向上 ・低粘度冷凍機油の採用 |
(2)ヒータの廃止・低入力化 |
・凝縮器・高圧パイプの排熱利用 ・冷媒・冷気の適性分配 ・電子制御化(最適制御) |
(3)制御機器の入力低減 |
・要素部品の効率向上と通電時間短縮 |
(4)モータ力率の改善 |
・ランニングコンデンサの採用 |
[効率の向上] |
(1)冷凍サイクルの効率化 |
・熱交換効率改善 ・冷媒の流路損失低減 |
(2)冷凍サイクルの効率的制御 |
・停止中の冷媒制御 |
(3)キャビネットの断熱材向上 |
・高効率ウレタンフォーム採用 ・パッキングのシール特性向上 ・凝縮器と断熱壁の適正配置 ・開口部隙間の減少 |
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