1) | スーパーコンピュータ
主に科学技術研究に用いられるスーパーコンピュータは、現行の判断基準でも3,000MTOPS以上の処理能力を有するものは除外されているが、基準値を引き上げ、新たに10,000MTOPS以上の複合理論性能を有するものをスーパーコンピュータとして除外する。 |
2) | 超並列型電子計算機 (Massive Parallel Processor = MPP)
スーパーコンピュータに準ずるものとして、プロセッサ若しくはノード接続を大規模に拡張できる超並列型電子計算機を除外する。具体的には、中央演算装置(CPU)の数を100台以上に拡張可能なものであって、出荷時点で中央演算装置100台以上を起動・停止するための制御用中央演算装置及び制御用ソフトウェア一式を有するものを超並列型電子計算機として除外する。 |
3) | 特殊な入出力制御を行うもの(制御するI/O本数が多いもの)
ネットワーク管理・データ管理等の目的でI/O制御性能を特に強化した基幹系用電子計算機を除外する。具体的には、I/O本数(入出力用信号伝送路本数)が512本以上のものを特殊な入出力制御を行うものとして除外する。 |
4) | フォールトトレラント型電子計算機
経済・社会システムの基幹を担うシステムとして、安全性を重視しているフォールトトレラント型電子計算機は除外する。具体的には、中央演算装置、主記憶装置(メモリ)、入出力用信号伝送路、電源装置の全てが多重化されているもので、その多重化部分で論理的に一つの動作を行い、故障発生時にも停止することなく、処理を継続可能なものをフォールトトレラント型電子計算機として除外する。 |