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ナトリウム−硫黄電池

ナトリウム−硫黄電池(NaS電池)は負極にナトリウム、正極に硫黄、電解質にベータアルミナを用いた蓄電池である。NAS電池とも呼ばれる。構造はその両極間の仕切りとなる層にベータアルミナの固体電解質を使用している。ベータアルミナはナトリウムイオンのみを通す性質があり、ナトリウムイオンが負極と正極間を移動することにより充放電が行われる。
NaS電池は高温作動型の電池で、運転温度は約300〜350℃である。エネルギー密度及び充放電効率が高く、充放電できる回数が鉛蓄電池より多い、寿命が長いなどの長所を有する。電力負荷平準化用電源、非常用電源、瞬停対策用電源などの用途がある。

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