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住まいのスマートライフ、切り札はやはり住宅です。キーワードは高断熱・高気密!


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灯りや家電製品、冷暖房機器をスマートに選択できたら、次はいよいよ住宅です。
とはいえ、「住宅の断熱性能って簡単に向上させられるの?」という心配があるかもしれません。大丈夫です。
ウイークポイントを押さえることから始めれば、比較的簡単な工事で、大きな性能向上が果たせるのです。
それでは、断熱・気密性の高い住宅を実現するための方法を考えてみましょう。

まずは開口部(窓)の断熱を考えてみましょう。
窓の断熱化が大切です
住宅の部位は、大きく分けて外壁、屋根、最下階の床、窓・扉があります。一軒の住宅における熱損失の割合は、各部位の表面積とその部分の熱の通りやすさで決まります。窓・扉といった開口部は全面積の25%程しかない場合でも、熱の損失量は壁面の約2.5倍になっています。
「新省エネ基準」に対応した一般的な木造住宅でも、開口部の熱の通りやすさは壁面の10倍近くで、窓の断熱性能は他の部位に比べて極めて低いのです。窓の断熱化は住宅の断熱化においてもっとも有効な方法です。
住宅からの熱の逃げ道
住宅からの熱の逃げ道
地域/東京 1992年の新省エネルギー基準の場合
出典:(社)日本建材・住宅設備産業協会
ガラスの種類とその性能をみてみましょう
窓の構造やガラスの種類で熱の通りやすさはどのように違うのでしょうか。
普通のガラスに比べて熱の通りにくいガラスには、ガラスを二重にして間に空気の層をいれた複層ガラス、ガラスを三重にして間の空気層を二重にした三重ガラス、低放射特殊金属膜をコ−ティングしたLow-Eガラスなどがあります。Low-Eガラスは、暖房時に外気に向かって放射される熱を反射し、室内に戻します。それぞれの熱の通りやすさはグラフのようになっていて、断熱性能に大きな違いがあります。
複層ガラスのイメージ
複層ガラスのイメージ
ガラスの種類別の熱貫流率
ガラスの種類別の熱貫流率

複層ガラスの効果を、窓の外側から特殊なカメラでみてみましょう。色が赤い程表面温度が高く、熱がどんどん逃げていっていることを示しています。全面が真っ赤な単板ガラス(左側)に比べ、断熱性の高い複層ガラス(右側)は表面温度が低く、熱の逃げ方が少なくなっています。複層ガラスでは、アルミサッシの部分が赤く、サッシから逃げていく熱が課題となってくることを示しています。 単板ガラスと複層ガラスの熱の通りやすさ
単板ガラスと複層ガラスの熱の通りやすさ
出典:「住まいと健康」板ガラス協会 福岡大学須貝研究室 編著

手軽に断熱性アップ!
私たちが自分でできる工夫もあります。冬になるとホームセンターなどで売られる窓用断熱シートをテープなどで窓に貼り付ける方法です。値段も手頃で、簡単な作業の割には侮れない効果があります。ポイントはサッシを覆うように隙間なく貼り付けること。サッシの金属部分は熱がきわめて通りやすく、隙間があると室内の水蒸気が、低温のガラス面に回り込んで結露してしまうからです。 窓用断熱シート取り付け例


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