(1) 燃焼設備 2)熱効率の向上  [戻る][前項][次項]
11.酸素燃焼バーナー、酸素富化燃焼バーナー

イ.概要

    排ガス量の減少に伴う排ガス損失の減少、高温・高輝度燃焼による伝熱の向上と処理時間の短縮、NOxの低減(純酸素燃焼の場合)、高温処理などが目的であり、パイプラインあるいは液化酸素タンクから供給される深冷分離装置で生産された純酸素、やや不純物を含むPSA分離装置で生産された酸素を燃焼酸化剤とした純酸素燃焼を行う酸素燃焼バーナ、及び上記酸素を燃焼空気に混合・富化あるいは選択性透過膜法で生産された中濃度酸素を燃焼酸化剤とした酸素富化燃焼バーナがある。
    燃焼の安全のため、酸素及び燃料が互いに逆流しないように構造上・設備上の対策が施されていることが肝要である。バーナ先端部は通常、溶損しないように水冷構造を採ることが多い。燃料と酸素を直接バーナノズルで混合するのではなく、炉内に分離投入して乱流拡散火炎として燃焼する場合は水冷をしない場合がある。
ロ.適用例
    鋳鉄溶解、ガラス溶解炉、鉱石溶解用などの高温用途のほか、焼成炉等の窯業用炉、被熱物の局所急速加熱など。
ハ.省エネルギーのポイント
    酸素燃焼は排ガス量が空気燃焼に比べ約1/4(13Aの時)に減少し、排ガス損失は減少するが、高温の排ガスが得られるので、この廃熱を回収することにより効果的な省エネとなる。

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