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AT車の知識
変速特性
AT車では、アクセルの踏み込みが少ない程、走行速度に応じてハイギアに早く切り替わるようになっています。ハイギアになる程エンジン回転数が低くなるので燃費がよくなり、エンジン騒音も抑えられます。

クリープ特性
ドライブ(D)やリバース(R)ではアクセルを踏まなくても車は進みます。これをクリープといいます。エンジンが冷えている時やエアコンが入っている時は、アイドリングの回転数が高く、クリープ力も大きくなります。クリープ力に応じてアクセルの踏み込み始めを加減すればよりスムーズな「ふんわりアクセルeスタート」ができます。
変速特性とクリープ特性の図
Q&A
Q1.ゆっくり発進していたら、後続車の渋滞が起きるのでは?
混雑している道路では、急いで発進加速しても、前の車にすぐ追いついてしまったり、次の信号でつかえてしまいますし、空いている道路では流れにのって走る時間が長くなるので結局発進の違いによる時間差はそれほど影響しないはずです。
Q2.ゆっくり発進していたら、後続車から急かされませんか?
一般的には、信号が変わっても動かない場合には後続車から急かされるケースが多いですが、青信号に従って発進する場合、「ふんわりアクセルeスタート」のペースならまず問題ないと思われます。
Q3.加速を素早くして燃費の良い一定速度で走行する距離を長くした方が、むしろ燃費が良くなるのではないですか?
加速時は一定速度で走行する場合より何倍もの燃料を必要とし、一定速度で走行する割合が少々増えても加速時の燃料消費増加を相殺することはできないので、ゆっくり加速した方が燃費はよくなります。
Q4.「エコドライブ」、「スマートドライブ」、「省エネ運転」といろいろな呼び方がありますが何か違いがあるのでしょうか?
燃料をよくする運転方法という意味では同じですが、省エネルギーセンターでは、燃費のよい車を選択したり、車の使い方を考えることなどスマートなライフスタイルも含めて「スマートドライブ」と呼んでいます。
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