事務所・病院・ホテル・商業施設などあらゆる種類のビルの省エネを推し進めていく為にはまず、現在のエネルギー使用状況を把握し、その後、的確な改善策を講じる必要があります。
二酸化炭素の排出量の伸びが、特に民生業務部門で著しく、抜本的な対策強化が急務となっている中、平成22年の省エネ法の改正によって新たに省エネ法の規制対象となるビルが激増しており、ビル分野での省エネ対策が強く求められることとなりました。
これらの対策の実効を高めるためには、ビルの省エネ診断を現場で適確に行える技術者の役割が重要であり当センターでは、平成22年にこうしたビルの省エネ現場の中核人材を認定する独自の資格を創設しました。
2日間の講習(座学・筆記試験)後、自社等で実務に携わっているビルについて省エネ診断報告書を数週間かけて作成・提出していただき、その診断内容を当センターが精査し、合格基準を満たしている研修者には、認定申請により、「ビル省エネ診断技術者認定証」の発行と、当センターへの登録を行っています。 |