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平成16年度 第15回 省エネ大賞 省エネルギーセンター会長賞
(13件)

ハイパーエレメント搭載 全熱交換器
「業務用ロスナイ 天吊カセット形、天吊埋込形」
LGH形ハイパーエレメント搭載シリーズ


三菱電機株式会社 中津川製作所
換気送風機技術相談センター

岐阜県中津川市駒場町1番3号
TEL 0573-66-8220
TEL 0120-726471



ハイパーエレメント構造と原理
■ハイパーエレメント構造と原理
イラストは天井埋込形
■イラストは天井埋込形
2003年7月、改正建築基準法施行
室内化学物質汚染によるシックハウス(スクール)対策として、ほぼ全ての居室で機械換気設備の設置が義務付けられた。
矢印
1. 効率良く確実な換気が必要。
2. 換気による空調されたエネルギーロスの低減が必要。
矢印
それを実現できるのが
ロイナイ(全熱交換器)です。
ハイパーエレメント搭載シリーズでは、
  省エネ性が 一層向上しました。 

ハイパーエレメント〈超薄膜素子!!〉
25μmの無孔系超薄膜素子を新開発(当社従来比約5分の1の厚さ)
⇒透湿性能を格段にアップさせ、エンタルピ交換効率を大幅に向上。
■新・旧効率比較
■新・旧効率比較

■省エネ効果新旧比較 (LGH -50R タイプの場合)
東京都内の大型ビル(丸ビル相当)を全てロスナイで換気した場合、ハイパーエレメントを搭載した新商品は当社従来品に比べ、省エネ効果が約360万円(3.7%)高くなります。
[当社試算による]
[試算条件]
・14.5万mの延床面積を持つビルを想定
・占有面積5m/人、必要換気風量25m/h・人、換気を全てロスナイで行うとし、LGH-50RS4(500m/h)×1,450台設置と仮定
  室内 室外
暖房時 20℃ 52% 5℃ 59%
冷房時 27℃ 53% 35℃ 64%
空調機成績係数=冬3.1、夏2.6
電気料金=冬16.22円/kwh、夏17.84円/kwh
運転条件(強ノッチで運転)
暖房:12h/日×29日/月×4月/年=1,392h/年
冷房:12h/日×29日/月×5月/年=1,740h/年

■新・旧ロスナイエレメント断面比較
新エレメント(ハイパーエレメント)
新エレメント(ハイパーエレメント)
旧エレメント(従来品に搭載)
旧エレメント(従来品に搭載)

無孔系超薄膜素材(単層構造)をベースに特殊処理した構造となっています。
湿度交換(水分<水蒸気>の透過)は、特殊超薄膜により水分に対する親和性を高めることにより促進されます(薄いほど透湿性能に優れます)。
空気漏洩に対しては、無孔系膜素材によるバリア効果を持たせています。
多孔系素材をベースに、選択性透過膜を表面に形成し、ベース素材に特殊処理を行った構造(2層構造)となっています。
これにより、透湿性能と空気バリア性を持ち合わせていましたが、2層構造のため、ある程度の膜厚が必要となっていました。

■ハイパーエレメントに使用される高透湿素材
 (25μmの超薄膜)と一般用途の紙との比較
■主なガス移行率
二酸化炭素 0.3%
アンモニア 2.5%

 
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