ECCJ Home | 総目次 | 目次 | 前年度 | 前頁 | 次頁


平成15年度 第14回 省エネ大賞 省エネルギーセンター会長賞
(15件)


流体循環ロール 「ハイブリッドロール」

 

トクデン株式会社
 京都営業課
 京都府京都市山科区西野離宮町40番地 TEL 075-581-5691
 東京営業所
 東京都千代田区神田須田町1−26 芝信神田ビル5F TEL 03-3252-7251
 

消費電力 約3分の1*
設備コストも大幅ダウン
トクデン
ハイブリッドロール
HYBRID ROLL
流体循環ロールに気液2相の熱媒体を封入したジャケット室を装備。
これが『ハイブリッドロール®』です。ジャケット室の高精度な均温効果により、流体流量を従来比25%にしながらも、ロール表面温度分布の精度は±1℃以内を実現。これまでになかった「省エネルギー」と「超高精度」を両立させたロールの誕生です。また、流体流量の低減により、設備コストも大きく削減。
これからは、加熱・冷却、すべての用途、すべてのラインで、このロールが「省エネ」「高品質」「低コスト」の水準を変えていきます。
分解図
写真
流体流量25%以下で省エネ・省コストを実現!
しかもロール表面温度は±1℃以下!
流体流量25%以下でこの高精度

一般的なスパイラルロールやドリルドロールで±1℃の温度分布を得るためには、ロール表面積1m2当たり約150/min.の流体流量が必要です。『ハイブリットロール®』はジャケット室の均温効果で、ロール表面積1m2当たり30/min.の流体流量で同様の温度分布制度が得られます。

●流体流量を1m2あたり30/min.(通常ロールの約1/5)での実測データ※
(ロール表面有効長(950mm)の10ポイント測定温度)
測定温度図

※温度実測ロールのスペック
●ロール寸法:Ф300mm×1100mmL
(有効長950mmL) 
●流体流量:30m
2/min.
●流体ロール入口温度:98℃ 
●流体ロール出口温度:90℃ 
●流体出入口温度差:8℃ 
●ロール負荷熱量:6kw(ファン負荷)

飛躍的な省エネ・省コスト

一般的な流体ロールに比べ、流体流量は25%以下に低減できるので、流体供給ユニットが大幅に小型化できます。また、供給ユニットのポンプ消費電力は約1/3になります。さらに、流体流量の低減によって配管の表面積は1/2になり、配管からの放熱を従来の半分に減らせます。これにより、大きく設備コストを削減するとともに、大幅な省エネルギー効果が期待できます。

グラフ1
流体供給ユニットの
ポンプ消費電力

グラフ2
配管からの放熱損失
 

ECCJ Home | 総目次 | 目次 | 前年度 | 前頁 | 次頁

Copyright(C) ECCJ 1996-2024