●定着部材そのものを発熱させるカラーIH定着
プリンタのウォームアップタイムを大幅に短縮する次世代のカラーIH定着(Induction
Heating Fuser)方式を、キャノンは世界で初めて実現しました。
IHは、電磁調理器や炊飯器で知られていますが、カラーIH定着では、金属の薄膜とそれを覆いカラートナーの均一な発色を保証するゴムから成るIHスリーブの中にコイルを設置し、コイルに高周波電流を流すことで薄膜金属に熱を発生させます。紙上のトナーのすぐ近くにあるスリーブが発熱するため、熱の伝わりが速く、ウォームアップタイムは1/10(当社比)に短縮しました。
また小熱容量のIHスリーブにより、通常使用時において従来のローラ定着に比べて約70%(当社比)の省エネを達成しています。定着器の小型化、待機時消費電力を大幅低減しながら、立ち上がりの速さを実現しました。
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