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〔省エネルギーセンター会長賞〕(13件)(その12)
平成10年度(第9回)
デスクトップPC『IBM PC710 6870-JNM/JPM』
日本アイ・ビー・エム株式会社 本社広報
(東京都港区六本木3-1-8 03-5563-4258)

PC710(6870-JNM/JPM)は、従来のマシンに比べて大幅な省エネルギー化・省スペース化を実現したデスクトップPC。 特に省エネルギー化に関しては、ハード、ソフトの両面から多彩なアイデアとテクノロジーを投入し、動作時の消費電力量を低く抑える設計の採用や、一定時間操作を行わない場合、液晶ディスプレイ、ハードディスクの動作が停止して電力消費を抑えるサスペンド・モードを搭載。また、製品各部の部品・部材にリサイクル材を活用するなど、積極的な省資源化、再資源化を推進しています。

消費電力の比較
従来の、当社の標準的なデスクトップPC とCRT の組合せと比較した場合、PC710は、最大使用時でおよそ1/3、標準的な使用時ではほぼ1/4程度にまで消費電力の低減化に成功しました。

●ハードウェア
1.液晶モニター使用による低電力化
従来のCRTに代え、液晶ディスプレイを使用したことにより、表示装置部分の消費電力を約1/7に 抑えました。
2.PCカードによる定格電力の低減
拡張性を実現するスロット部分をPCカード化することにより、1スロット当たりの最大定格電力を約1/4にまで低減化しました。
3.ファン冷却の最適化
ファンの形状配置を最適化し、従来なら2個使用するところを1個に削減。冷却ファン部分の消費電力を1/2以下 に低減させることに成功しました。
●ソフトウェア
1.自動的、段階的な省電力・電源オフのシステム
通常の使用状態から一定時間操作を行わない場合、段階的に消費電力を低減させ、最後には自動的に電源をオフとすることもできるシステムを採用。電源オフにいたる時間は、ユーザーが変更することもできます。
2.きめ細かな省電力化機能により、サスペンド時の消費電力を削減
モニターの回路部やCD-ROMのコントロール部分などにおいて細かな省電力化の工夫を積み重ね、サスペンド時の消費電力を従来の半分以下にまで抑えました。 

省資源化への挑戦
IBMでは、回収した当社の使用済み製品よりプラスチック素材を再生し、当社製品に再利用しています。本製品では、筐体に使われたプラスチック部品の98%が、再生プラスチックとなっています。その他、製品マニュアルに使われた紙材はそのすべてに再生紙を使用し、製品梱包材に関しても、再利用率を高めるなど、積極的な省資源化に努めています。
●プラスチック部品(ディスプレイ部/本体部の筐体)
再生プラスチックを使用/ クローズドループ・リサイクルの実現
●製品マニュアル 再生紙の使用
●製品梱包材 包装用発泡材ゼロ/再生紙ダンボールの使用
●再生材使用率98%の設計
材料の統一/色の統一/ペイント等の表面処理の回避/材料表示
●IBM製品・サービスの詳細・価格情報等については、IBMパーソナル・コンピューター ホームページhttp://www.ibm.co.jp/pc ●IBM FAXサービス(044-200-8600)をご利用ください。●お問い合わせは、IBMビジネス・パートナー、製品販売店、弊社営業担当員または、ダイヤルIBM(0120-04-1992)へ。
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