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111.極数変換電動機

イ.概要

    電動機の極数を2段3段4段と切替える事により段階的に回転数を制御する。また流量の微調整はダンパやバルブで行う。インバーターによる連続的な回転数制御に比べ大まかな制御となるが、設備が簡単で安価となる。
    極数の変換は固定子巻線の接続変更で行い下記3種類がある。
    (1) 単一巻線による場合は1:2のように簡単な切替には適しているが1:3、2:3のように複雑な極数比を得るのは切替操作が複雑で実用的でない。
    (2) 複数巻線による場合は任意の極数切替が可能だが電動機寸法が大きくなる。
    (3) PAM(Pole Amplitude Modulation)方式による場合は2速度切替で6端子、3速度切替で12端子で可能となる。また電動機寸法も大きくならない。下記に2速度切替PAM方式の接続例及び省エネ効果のイメージを示す。

ロ.適用例

(1) ボイラーのFDF、IDF。
(2) 空調用送風機で日中はフル稼働させるが夜間は風量を減少する場合。
(3) 冷却塔のファン又は循環ポンプで夏期日中はフル稼働させるが夜間、冬季、中間季など外気温度が下がった場合に部分負荷でよい場合。
(4) 生産計画で稼働率が時間的季節的にまたは段階的に変化する場合。

ハ.省エネルギーのポイント

    省エネ方式としてはインバーターによる回転数制御と同様である。


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