| ECCJ Home|省エネルギーコンクールHome|ポスター部門 |目 次 | 最優秀賞 | 優秀賞 | 入賞のみなさんからひとこと|講評 |
|
| 1 はじめに |
| 省エネと聞いて、私は「よしず」を連想しました。私の家では夏になると母が陽の差し込む部屋の外に「よしず」を下げます。少し部屋の中が暗くなったり、通行の邪魔になりますが、日射しが遮られることによって、幾分か涼しくなったような気がしていました。近所のお宅でも、夏になると「よしず」を下げる家が多く見られます。また、夕方になると打ち水をします。私の家ではお風呂の残り湯を使用することが多く、水の再利用にもなります。テレビで一斉に打ち水をする運動が報じられていましたが、近所でも多く見られる風景です。そこで、この二つがどのくらいの効果を持つのか疑問に思い今回の実験を思いつきました。 |
| 2 目的 |
| 「よしず」を用いることによって、どのくらい温度が下がるのかを調べました。打ち水は地面にすることが多いですが、いろいろ調べてみたところ、「よしず」そのものにするほうが効果があるようなので、「よしず」に水を撒いてみることにしました。 |
![]() |
| 3 実験及び結果 |
| 直射日光をさえぎることで気温を下げる「よしず」と打ち水を組み合わせて、さらに涼しく過ごすために実験してみました。 打ち水は、水が蒸発するときに地面から熱を奪うことから地表温度が下がり、涼しく感じると言われますが、気温の高 すぎる時にやるとかえって暑苦しくなるとも言われています。それは、地表の熱を奪うということは水蒸気の温度は高く、それに直接触れることになるからだと考えられます。そこで、よしずに打ち水をしてよしずの温度を下げれば、よしずの内側はさらに涼しくなるのではないかと考え、実験してみました。 |
| 実験(1) |
|
| 地表から20cmのところに約1m間隔で3本の温度計を固定し、そのうち2本は「よしず」で直射日光を遮りました。 その状態で温度を測ると、「よしず」がないときが37.5℃で「よしず」があるときが36.5℃でした。11:20に、一つの「よしず」には37℃の水を1L、もう一つの「よしず」には26℃の水をかけて(温度計に水がかからないように注意しました)その後の温度を記録しました。 日射しがだんだん強くなってきたせいで、「よしず」なしの温度が上がっているのに比べて、「よしず」のあるほうはあまり温度が上がらず、20分後(11:40)には2.5度、3度低くなりました。これは「よしず」だけのときの1度差よりも大きい差です。かける水の温度による差は0.5度と、それほど大きくなりませんでした。 次に、水が蒸発しやすくなるように、消毒用エタノールを20%入れた水をかけて比較してみました。 エタノールの有無で差はほとんどありませんでしたが、このときは風が吹いてきて「よしず」がないものも温度が下がってしまったので、差が見にくくなりました。直射日光が地面を暖め、その熱で気温が上がるので、風により暖まった空気が除かれると気温が上がらず、「よしず」で日陰にしたときとの差が出にくいと考えられます。 これら2つの実験から、「よしず」で窓にあたる直射日光をさえぎって、さらに「よしず」に水をかければ、涼しく過ごせると考えられたので実際にやってみました。 |
![]() |
| 実験(2) |
| 今度は実際に私の部屋の前に「よしず」を下げて実験してみました。 11時に私の部屋、縁側(よしずは下げていない)、「よしず」の内側、外側、表面の温度を測ります。次に温度計に水がかからないように「よしず」に水をかけ、10分おきに温度を測り、その変化をみました。6日間の平均をとり、表にすると下図のようになります。さらにこれをグラフにしてみました。 |
![]() |
| 4 考察 |
| よしずに水をかけても、よしずの表面の温度とよしずの外側の温度はあまりかわりませんでしたが、よしずの内側の温度は2℃程度低くなり、部屋の中もよしずを下げていない縁側に比べると温度が低くなり、よしずの効果が確かにあることがわかりました。 ただ、よしずを下げて水をかけた場合と、よしずを下げて水をかけない場合の比較をしなかったので、水をかけた効果がどのくらいかを調べることができませんでした。 次にやるときには、水をかけることの効果がはっきりわかるような実験をしてみたいと思います。 |
| [← もどる | すすむ →] |
| ECCJ Home|省エネルギーコンクールHome|ポスター部門 |目 次 | 最優秀賞 | 優秀賞 | 入賞のみなさんからひとこと|講評 |
|
Copyright(C) 2008 Agency for Natural Resources and Energy All rights reserved. |