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優秀賞

家電製品をエコワットで調べてみよう
熊本県 熊本大学教育学部附属中学校1年
師井 良太

1 研究の背景
  今年の夏はとても暑かった。8月2日に台風5号が接近した以外は、おおむね太平洋高気圧に覆われて連日厳しい暑さになった。熊本市の平均気温は29.5度となり、1981年の観測開始以来最高となるそうだ。このため、使用する電気量も例年に比べて相当多くなるはずだ。一人一人が身近な家電製品のことをよく知り、気を配って使用することが大切だと思った。

2 研究の目的
  毎日、生活するのに必要ないろいろな家電製品の消費電力を知りどうすれば節電できたのかを知りたいと思った。

@家に2台の冷蔵庫がある。1台は今年の春に購入した2007年製565Lの冷蔵庫。もう1台は1995年製の395Lの冷蔵庫だ。昔の冷蔵庫は大変消費電力量が多く、今の冷蔵庫はそれに比べて随分節約できるとよく広告に出ているが、どれくらい違うのか調べてみたい。どうすればもっと節電できるか知りたい。

A掃除機には、強弱の切り替えスイッチがついている。それを比べて、どれくらい違いがあるのか、どうすれば節電できるかも知りたい。

B新聞に、エアコンを使用するとき扇風機で空気を循環させると冷房の効果が上がると書かれていた。扇風機は本当
に消費電力が少ないのか調べてみたい。

3 研究の方法と結果
  いろいろな家電製品にエコワットをつけて消費電力量を測る。 エコワットとは
  @冷蔵庫
(1)1995年製と2007年製冷蔵庫の消費電力の比較 (2)冷蔵庫の周辺を片付ける前後の比較
(1)1995年製の冷蔵庫と2007年製の冷蔵庫の消費電力を比べる。
1995年製と2007年製は同じような天気、気温の日を選んで行った。
●1995年製と2007年製を比べると、消費電力の差はとても大きい。
●AM0:00〜AM6:00の全く冷蔵庫を使わない間を比べても0.14と0.23とかなり違う。
●1995年製は母が食事の用意をするときに使うので、AM8時、PM1時、PM6時頃が高くなる。これは開け閉めが多い せいだと思う。
●2007年製は飲み物、お菓子類が入っているので、僕たちが使う昼の時間帯を中心に上がる。これも開け閉めが多いせいだと思う。
(2)冷蔵庫の周辺を片付けて前と後で比べてみる。
1995年製と壁との間にぎっしりと紙袋などがたまっていたのできれいに片付けてみた。
1995年製の配置
驚くほど、差が出た。
(3)冷蔵庫の中の冷気吹き出し口をふさいでしまった時とそうでない時を比べてみる。2007年製でやってみる。
わずかだが差が出た。あまり差が分からなかったので〈片付け後〉は3回やってみて、一番差がありそうなものを使った。開け閉めの回数による違いや、気温の違いが結果に影響しているようだ。もっとぎゅうぎゅうにつめた冷蔵庫にすればわかりやすかったと思う。

  A掃除機
●掃除機を強にしてゴミを4分の1ためた状態で15分間掃除すると0.47kWh消費する。
●掃除機を強にしてゴミをすべて捨てた状態で15分間掃除すると0.45kWh消費する。
●掃除機を弱にしてゴミをすべて捨てた状態で15分間掃除すると0.40kWh消費する。掃除機にごみをためないようにして強弱を使い分けながら掃除をするのがよいことがわかった。

  B扇風機
●扇風機を弱にして1時間回すと0.02kWh
●扇風機を強にして1時間回すと0.04kWh他の家電製品に比べてとても消費電力が少ないことがわかった。


4 感想
●冷蔵庫の中や回りを片付けたり、掃除機をこまめに掃除したりと、日ごろの生活で気をつければ省エネになることがわかった。
●冷蔵庫を比べると、古いものより新しいものの方が省エネが進んでいることがわかった。
●扇風機の消費電力量が小さいので、クーラーよりもなるべく扇風機で済ませる生活のほうがよいことがわかる。
●冷蔵庫の消費電力量を1時間ごとに調べるのは大変だったが、グラフを見ると自分がどういう生活をしているのかがわかって面白い。夏の暑い日に冷蔵庫を開けて、ジュースを飲んだりアイスを食べたりして、何度も冷蔵庫を開け閉めしている様子がわかる。9月から学校が始まるともう少し消費電力量が下がると思う。


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