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第2部 省エネルギー改善提案事例
2. ファン・コンプレッサ・ポンプ
事例2-1 活性汚泥ブロワの省電力
現状の問題点 現状の磁器製のノズルによる酸素溶解効率は8%程度と低く散気ノズルの効率が悪い。
改善対策 高効率散気ノズル(ポリウレタン膜ノズル)の採用。現状酸素溶解効率を3倍にする。なお、吐出圧力は現状より150mmAq高くなる。
事例2-1 活性汚泥ブロワの省電力
効果試算
■計算式
 電力削減量(kWh/年)=年間送風量(m3/年)×空気原単位(kWh/m3)×節減比率(%)
.
■計算条件
 年間送風量:90,152×103m3/年
 空気原単位:20.7×10−3kWh/m3
 ブロア吐出流量:6,180 m3/h
 モータ容量:160kW
 モータ効率:0.8
 節減比率:0.5
 電気料金:11.33円/kWh
.
■省エネルギー効果
 電力削減量:90,152×103m3/年×20.7×10−3kWh/m3×0.5=933千kWh/年
効果


事例2-2 コンプレッサ吐出圧の低減
現状の問題点 コンプレッサの運転状況の把握がされていないため、無駄な動力が消費されている。
改善対策 必要圧力の把握による使用圧力適正化、圧損の少ない配管化により、コンプレッサの吐出
圧力を、現状の0.7Mpaから、0.6Mpaに低下させる。
事例2-2 コンプレッサ吐出圧の低減
効果試算
■計算式
 電力削減量(kWh/年)=コンプレッサ定格容量(kW)÷モータ効率(%)×負荷率(%)
            ×稼働時間 h/年×吐出圧低減による省エネ率(%)

■計算条件
 コンプレッサ:37 kW×8、11 kW×4、15 kW×3 合計 15基 385 kW
 負荷率:80%、モータ効率:90%
 稼働時間:20時間/日、242日/年
 吐出圧を0.1Mpa低下させると性能曲線から10%の省エネ効果が見込める。
 電力料金:12.4 円/kWh

■省エネルギー効果
 電力削減量=385 kW÷0.9×0.8×0.1×20時間/日×242日/年=165,636 kWh/年
効果


事例2-3 コンプレッサ吸込空気温度の低減
現状の問題点 ボイラー室との間に扉があるが常時開放のため、コンプレッサ吸込空気温度は、外気温度
7℃に対して、17℃と高い。
改善対策 ボイラー室との間の扉を閉め、新鮮な外気導入を図ることで約10℃の温度低下を図り、
消費動力を下げる。
事例2-3 コンプレッサ吸込空気温度の低減
効果試算
■計算式
 電力削減量(kWh/年)=コンプレッサ容量(kW)×負荷率(%)×削減率(%)×稼動時間(h/月)×稼動月数(月/年)

■計算条件
 新鮮空気の導入:10℃の温度低下で、図から約3%の動力削減が図れる。
 負荷率:90%
 稼働時間:350 h/月
 電力単価:14 円/kWh

■省エネルギー効果
 削減電力量:55kW×0.9×0.03×350 h/月×12月/年 = 6,240 kWh/年
効果


事例2-4 エンジン駆動空気圧縮機の導入
現状の問題点 電力駆動の空気圧縮機に大きな運転コストがかかっている。
改善対策 電動式に替えてエンジン駆動式を採用する。
エンジン駆動空気圧縮機は、空気の使用量に追随して回転数(1,200〜1,900rpm)制御ができ、定期修理インターバルも長い。エンジン駆動の圧縮空気製造費用は、電動式よりはるかに安価である。
事例2-4 エンジン駆動空気圧縮機の導入
効果試算
■計算式
 電力減少量(kWh/年)=電動式の場合の圧縮空気製造原単位(kWh/m3)×流量(m3/分)×60(分/h)
 ×年間稼動時間(h/年)
 A重油増加量(kL/年)=エンジン駆動式の場合の圧縮空気製造原単位(kL/m3)×流量(m3/分)
 ×60(分/h)×年間稼動時間(h/年)
 削減費(千円/年)=電力減少費用(千円/年)−燃料(A重油)増加費用(千円/年)

■計算条件
 225PS(21.2 m3/分)のエンジン駆動式空気圧縮機を採用する。
 従って、既設の250kW(42.0 m3/分)電動式空気圧縮機の流量を20.8 m3/分削減できる。
 年間稼動時間:2,000h/年
 電力単価:14.0円/kWh、A重油単価:40円/L

■省エネルギー効果
 電力減少量:0.099 kWh/m3×21.2 m3/分×60分/h×2,000h/年=252千kWh/年
 デマンド低減:電動機の常時停止によりデマンド低減が可能となる。既設電動機の定格電力の
 50%を使っていたので、この分の125 kWが削減できる。
 A重油増加量: (0.028÷1000)kL/m3×21.2 m3/分×60分/h×2,000h/年=71.2kL/年
効果


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